2021/09/13
カーシェアリングシステムの開発
弊社は、「超小型モビリティ」×「シェアリング」に2021年1月より挑戦しています。
※超小型モビリティとは何かについては、前の記事で触れています。
過去の記事でも発表している通り、2021年1月に下記の車両を購入しました。
BMW i3
なぜBMW i3を購入したのか
現在市場に流通していると超小型モビリティの車両を探すと、シェアリングの上で必要になる"ある物"がほとんどの車に搭載されていないことがわかりました。
「電子キー」です。
物理キーをシェアすることも仕組み上不可能ではないですが、鍵の受け渡しを不要としスマートフォンでアプリの開錠ができる方がより、ユーザーの利便性が高いと判断し、このような仕組みを採用したいと考えておりました。
該当車種が見当たらない中見つけたのが、このBMWi3です。実際には4人乗りで普通乗用車のカテゴリに該当します。ただ、満充電時の走行可能距離は120kmだったのです。EV黎明期の2014年製造の中古車で、バッテリーの劣化もあり超小型モビリティと類似した用途で利用できると考え、BMW i3を選定しました。
・電子キーであること(スマホアプリから解錠・施錠する仕組みを作るため)
・超小型モビリティに近い利用用途を実現できること(航続距離が短いこと)
この2つがBMW i3を採用した決め手です。
社用車管理システム
とある企業が開発するキーボックスを活用し当社は下記の仕組みを構築し、社員間シェアを実験して参りました
当社が開発・活用したカーシェアアプリ
当社はこの仕組みの検証を終え、社用車を抱える企業様に提供して参ります。
現時点では超小型モビリティに限らず、ご提供可能です。
今後の展望
社員の利用でも、東京都内を出る用途で利用することはほとんどなく、都内を走行するだけであれば本車両は十分なバッテリーを搭載していることがわかりました。社員一同便利に使用できております。以上のことから、今後は本システムの外販にも取り組んでいく考えです。
また、一般の乗用車に比べ、超小型モビリティは平均価格が安いことからも普及が進んでいくと思われます。むしろ我々のような都心の人間ではなく、郊外や交通に不便のある地方において、どのような需要があるのかも研究していきたいと思います。
もし、上記のような仕組みにご興味のある法人様・自治体様がいらっしゃいましたら、弊社HPよりお問い合わせください。