2023/01/10
ブルネイの景色 ~テンブロン橋を渡る~ Landscape of Brunei - Across the Temburong Bridge -
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テンブロン橋を走行中
テンブロンについては、以前にも「ブルネイへの渡航 その4」でご紹介しましたが、改めて実際に行ってみた現地の様子を"ブルネイの景色 シリーズ"として何回かに分けてご紹介します。
ブルネイ本土とテンブロン地区を結んでいるこの橋は、通称テンブロン橋と呼ばれています。本当の名前は「スルタン・ハジ・オマール・アリ・サイフディン橋 ~Sultan Haji Omar Ali Saifuddien Bridge」で、現ブルネイの首相ハサナル・ボルキア・イブニ・オマール・アリ・サイフッディエン3世の父である第28代国王のオマール・アリ・サイフディン3世に敬意を表して名付けられたそうです。
橋はブルネイ湾に架かり、全長30キロメートルという東南アジアで最も長い橋となっています。マレーシアとブルネイ湾に隔てられているテンブロン地区と本土を直接結んでいる国内唯一の道路橋で、2014年に工事が始まり、COVID-19の流行の影響で予定より遅れて2020年3月17日に開通しました。
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飛び地になっているテンブロン地区
長い長いテンブロン橋を渡ると、そこではテンブロン地区の豊かな自然が出迎えてくれます。
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ジャングルの入り口
テンブロンは、ブルネイ最東端の地区で、南部には550km² の森林地帯を有する国立公園、ウル・テンブロン国立公園(Ulu Temburong National Park)が広がります。また、テンブロン地区の広範囲が原生林に覆われており、その自然に恵まれた環境を活かしてエコツーリズムが展開されています。 生物多様性が世界有数であり、この自然豊かな環境もブルネイの大きな魅力です。
次回の投稿では、テンブロン橋を渡った先に広がる国立公園でのジャングルツアーの様子をお届けします。